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120929日本病児保育協会設立記念シンポジウム 発表資料03(池田奈緒子氏)
- 1. 施設型病児保育と
これからの病児保育
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エンゼル多摩 施設長
池田 奈緒子
- 6. 時間 一日の流れ 保育の配慮
8:00~ 入室 ・明るい笑顔で声をかける。
保護者から聞き取り ・病気の経過や子どもの様子を聞き取りなが
検温・視診 ら、病状・発達・生活リズムなどを把握する。
個別遊び ・個別のかかわりで精神的安定をはかる。
9:30 水分補給
10:00 自由遊び(各児の好きな遊び) ・少し落ち着いた頃を見計らって、年齢や興味、
設定遊び(作り置き教材を使 病状に合わせた遊びに誘ってみる。
っての製作やごっこ遊び等) ・乳児や急性期の子どもには、個々の生活リズ
ムにあわせ、入眠・食事時間などに配慮する。
10:45 集団遊び ・紙芝居・パネルシアターなどを用いて、簡単
な集団遊びを楽しむ。友だち紹介などで知り合
う機会を設ける。(午後の子ども同士の主体的な
遊びへの仲立ちをする)
11:00 昼食 ・昼食への流れの中、不安定になる子どもがい
るので早めにキャッチして個別な関わりで安
定をはかり、安心して食事できるようにする。
11:30 着替え・検温・与薬 ・午睡前の時間をテレビや絵本を用いて静かな
雰囲気で過ごせるよう配慮する。
12:00 診察 ・スムーズに診察が受けられるよう配慮する。
午睡 ・年齢・体調に合わせて布団に入る時間を調整
する。絵本の読み聞かせや子守唄、背中トント
ンなどで安心して午睡に入れるよう援助する。
目覚め・検温・水分補給 ・安心できるよう声をかけ、検温しながら状態
をチェックする。
15:00 おやつ ・おやつの後、何して遊ぶ?など、楽しく会話
しながら、楽しく食べられるよう援助する。
自由遊び ・子どもたちの遊びを中心に遊びの展開を手助
けしていく。(主体的な遊びの展開を援助する)
・遊びに入れない子どもには関わって遊ぶ。 6
17:00 水分補給・必要児の検温
自由遊び・テレビ ・退室時まで関わって遊ぶ。順次子どもが退室
18:00 退室 していくので、残留児の行動確認する。
- 12. 施設型・非施設型について
病名 病状 病態 個性 他との関係 等々
・病児保育室で
隔離室のように1対1がいい場合
保育室で集団で看た方がいい場合
・保護者が自宅で看た方がいい場合
・自宅に病児保育従事者が訪問して、個別対応がいい場合
12
- 15. 子どものために
そして悩んでいる保護者のために
子どもたちに何をしてあげられるかではなく、
子どもたちに何をさせてもらえるか
ありがとうございました。
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